発熱疾患の鑑別 の基本に ついて 少し お話し します。
先日の 日本渡航医学会 での 一コマ。 マラリアの 話で、 発熱、 頭痛、 筋肉痛、 全身倦怠感が 主な 症状 とのこと。 講師が この症状が 冬場だったら 何を 考えて しまいますか? と。 そうです インフルエンザですよねと 一言。 そこで 私は上気道の 症状がないので 普通は 考えませんと 喉まで 出かかりました。 咳、 咽頭痛、 鼻汁などの 上気道症状が 普通は インフルエンザには あります。 冬場に 上気道の 症状がないのに 発熱が あった 場合は まずインフルエンザ以外の 病気を 考えるのが 鉄則です。 海外に 行っていたら。 マラリア、 デング熱、 ジカ熱、 チフス を鑑別に 入れる 必要が あります。 インフルエンザに 飛びつく前に きちんと 鑑別する 疾患を 考えることが 必要です。 マラリアでも 下痢や 吐き気、 嘔吐や 上気道症状を 訴えることが あり、 典型的な インフルエンザの 症状でも 海外渡航歴が あれば マラリアは 忘れては いけない様です。 特にアフリカ帰りに 注意だそうです。
風邪に ついては こちら
マラリアに ついては こちら
東南アジアは デング熱、 南アメリカは ジカ熱、 インドは チフスが 多いそうです。