おはよう ございます。小金井市 山崎内科 医院院長の 山崎です。今日は インフルエンザワクチン の 有効期間 のお話です。 昨日の 健康相談会で 有効期間は6か月以上と お話ししましたが ふと考えると 私もきちんとした文献からの 根拠を持っているわけでは ありませんでした。 抗体価の持続を 有効期間と 考えることも できますが 必ずしも 有効な 抗体価の数値を 決めることは 難しい と言われて います。たとえば 抗体価が 高くても かる人は いるし 低くても かからない人が います。 普段は抗体価は 低くても 感染すると 急速に抗体価が 上昇し、 感染予防に働くことが あるのと、また逆も あるからです。 免疫系は 複雑で 抗体価の高さは 免疫能の 一つの指標に過ぎないの です。 その抗体価でさえも インフルエンザワクチンではきちんと測った 報告はない様です。 長期の予防を 考えるものでは ないため2か月程度は高値を持続することまでは 研究されて いますが、 それ以上は 測定していない 様です。 その高さから3-5か月は 効果があるだろうと されている様です。確かな 文献が ないため いろいなことが 言われている のでしょう。 私の6か月以上 有効という話は ある専門家から 聞いたもので 確かな文献が あるわけでは ありません。
通常の 不活化ワクチンは 1か月おきに 2回注射すると 6か月以上の 効果があり、 6-12か月後に 追加すると数年にわたり 効果が持続すると 言われています。 インフルエンザワクチンも 2回接種すると 同様に6か月以上効果が持続することが 推定されます。翌年も接種すると数年にわたり効果が持続することになります。インフルエンザは毎年変化するので毎年違うワクチンを注射する必要がりますがしかし大部分は同じなので過去にうったワクチンや、感染によりある程度活性化されています。そのため2回注射しなくても有効性があるだろうということになるます。そのため6か月以上免疫能が保たれるだろう。これがその専門家の説明でした。毎年注射している場合はさらに長く数年持続することも考えられます。続きは明日です。