昨日は 糖尿病医療連携 講演会でした。多摩総合医療センターの先生が連携の大切さをお話ししました。循環型連携といい、糖尿病の患者さんを基本は非専門医が診て、悪化時、または定期的に3-12か月に1回は専門医が診るというものです。多くの病院では紹介を受けて、安定したらただ非専門医に逆紹介し、それで専門医の仕事は終わりまた悪化時にどうぞという感じですが。間隔は患者さんによりますが同時に診ていくというものです。非専門医でも糖尿病がわかる医師の場合は専門医が診る間隔が長くなります。
私はそのあと症例提示をしました。体重の増減がなく、増悪を繰り返す患者さん。タンパク尿を伴うが腎機能の悪化はなく、糖尿病のコントロールがまあまあの肥満のある患者さんです。前者は体重増加がなくても食事療法がうまくいっていない。後者は年齢も70歳を超え、腎機能が悪化なければこのままで良し、糖尿病の悪化あれば尿中に糖を出す薬の適応でしょうとのことでした。勉強になります。