おはようございます。小金井市山崎内科医院院長の山崎です。4月から1か月の 気管支喘息の医療費 が6000円を超えた場合のみの補助に変わります。
(東京都福祉保健局 大気汚染医療費助成制度改正の内容(平成30年4月1日))
今まで0円だったのでかなりの負担増になります。そのため治療を自分で減らしたり、受診しなくなったりすることが危惧されます。きちんと治療を継続すれば薬も減り、結果的には医療費が少なくなります。悪化して救急受診したり、安定させるのに多くの医療費が費やされることになります。気管支喘息は慢性の気道炎症なので炎症を抑えればどんどん薬も減ります。きちんと治療しましょう。そのあたりの説明を3月29日に行います。詳しくはこちらの新着情報に載せています。是非いらしてください。
重症の気管支喘息をコントロールするのに下記の治療が必要です。同等の治療でも値段がかなり違います。当院ではなるべく安く、効果は十分に治療を考えていきます。
シムビコート、キプレス 23500+6100=29600円
シムビコート、モンテルカスト 23500+3050=26550円
フルティフォーム、キプレス 13500+6100=19600円
フルティフォーム、モンテルカスト13500+3050=16550円
レルベア200、キプレス 6700+6100=12800円
レルベア200、モンテルカスト6700+3050=9750円
アニュイティ200、ユニコン、モンテルカスト 2550+500+3050=6100円
吸入ステロドと気管支拡張剤の合材ではシムビコート>フルティフォーム>レルベアの順で価格が高いことがわかります。かなり差がありますね。それにロイコトリエン拮抗剤を加えるのがコントロール悪い場合の処方です。
出来るだけレルベアを使用する必要があると思います。それとロイコトリエン拮抗剤(キプレス、モンテルカストなど)は全く効かない人も多いので使用には注意が必要です。同じ重症でも吸入ステロイドを最大量使用し、最近使用しないテオフィリン製剤(ユニコンなど)を使用することにより約3000円まで費用を下げることも可能です。この治療家レルベア200単剤のみまでできるだけ減らすように考えていきます。減らせない人もいますができるだけ安価にできるよう努力します。現在の治療をきちんとやることも医療費を減らすことに重要ですのでいっしょに頑張っていきましょう。