武蔵小金井の山崎内科医院|総合内科・アレルギー専門医|健康スポーツ医 – 内科 全般に精通する総合内科専門医とアレルギー専門医

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糖尿病医療連携講演会 が昨日開催 低糖質ダイエット

糖尿病医療連携講演会 が昨日開催されました。講師は多摩総合医療センターの辻野元祥先生。テーマは肥満糖尿病の治療戦略。最近話題の低糖質ダイエットについてもお話がありました。糖質を極端に減らすことでカロリー制限をしなくても体重は明らかに低脂質低カロリー食に比べ明らかに減る。しかし長く継続することは困難。極端に糖質を減らすと一般の人で死亡率が1.8倍になる。最も死亡率が少ないのは糖質50-55%くらいである。糖質制限をしたとき、その代わりに植物性食品を摂った場合は心血管合併症の割合が高くなく、動物性食品を摂った場合は心血管合併賞の割合が高くなるというデータを示されました。糖質を制限すると食事の量が摂れずに低カロリーとなるからだと思います。この食事を続けていると栄養失調になる可能性があると思います。また脂肪特に動物性脂肪の割合が高くなり動脈硬化が起きやすくなるということだと思います。今回のデータには含まれませんが動物性食品でも魚を多くとる場合はおそらく心血管合併症を減らすと考えられますし、植物性脂肪でもトランス脂肪酸やリノール酸を多く摂ると心血管合併症を増やすと思います。肥満の糖尿病の人は体重を減らすことが血糖コントロールを良くすることになり、低糖質ダイエットによる悪影響より利益が大きいと考え、試す価値はあると思います。ただしあまり極端にすると長続きはしないので1日の糖質を130g以下とはせずに総カロリーの40%くらいが適当と考えます。一般の人は低糖質ダイエットによる悪影響が大きいので糖質は50%くらいは摂るようにした方がいいと思います。どうしてもそれ以下にしたいときは脂質の摂り方に十分な注意が必要です。ましてスポーツをする人が減量するために低糖質ダイエットをすると運動のエネルギーをたんぱく質から利用することになり、筋肉量が減る危険があると思います。

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