おはようございます。小金井市山崎内科医院院長の山崎です。今日は今話題の スポーツと反則 の話です。
あるサッカー少年がいました。小学校4年のとき、ある練習試合で自分のチームの5年生の試合中の出来事です。チームのフォワードが独走して今にもシュートをするとき、相手チームのディフェンスが後ろから追いかけてきて足を引っかけ倒しました。しかし審判は笛を吹きません。たとえ足をかけたところが見えなくても、後ろから来た選手の影響で倒れたらどう見ても反則です。横から肩がぶつかりあって競るのとは全く違います。明らかに反則でした。見ていた4年生は全員が反則だひどいと発言。しかし自分のチームのコーチは微妙だと言いました。これにはこれからのふくみがありました。確かにスポーツで審判に異議を唱えたらいけないことになっています。異論を唱えていてはきりがないからです。しかし審判には見えなかったのでしょうがない、でもああいう反則はしてはいけないというべきだったと思います。これを見た何人かは審判に見えなければ反則した方がいいと言い出すようになりました。その後、四年生も後半になるとサッカーもぶつかり合いが激しくなります。そして明らかに服を引っ張ったり、腕を捕まえたりされることが多くなりました。でも審判は笛を吹きません。相手チームにひいきしているように感じました。でもそれは違いました。彼らがが反則していなかったので損をしていただけだったのです。そしてとうとう来るべき時が来ました。彼らが僅差で負けが目立ちだしたころコーチから見えないようにひじを使え、服をつかめという指示が出たのです。多くはそれに従うようになりました。少年は絶対に反則をしませんでした。そのうちにだんだん試合に出る機会が減っていきました。そして好きなサッカーをやめることを決意しました。反則は絶対したくなかったのです。その後、体がぶつからない卓球をはじめ、その後は争いのない山、海へ新天地を求め、今は絶対反則がないマラソンをしているそうです。
今のどこかの監督とコーチと同じ話ですね。体がぶつかり合うスポーツはどこかの大学だけでなく、小学生でも審判から見えない場所での反則を奨励しています。これがスポーツの現状です。ここにメスを入れることができるでしょうか。それと、あの反則の時点で退場にしなかった審判の責任感が問われないのは謎です。
これどうみても反則ですよね。この写真は反則には何も言及していません。